トマト・ジャム

果物のような野菜、トマトでつくるジャムです。トーストに塗って食べてもおいしく、栄養もたっぷり。野菜として食べられるジャムです。フルーツトマトのような甘さで、ちょっと変わったトマトの味が楽しめます。

材料
トマト:120g
砂糖:40g(30%)
レモン果汁:小匙1

作 り 方

①トマトのヘタを取り、流水で洗います。

②皮のまま適当な大きさに櫛切り、またはザク切りにして、鍋に入れます。(ミニトマトでは半分、又は1/4に切ります)

③砂糖を加えて1~2時間おき、水を出します。

④中~弱火で、ヘラで果肉を潰しながら煮ます。

⑤実が柔らかくなって透明感が出てとろりとしたら、レモン果汁を加えて火を止めます。

⑥熱湯消毒したガラス瓶にジャムを移し、蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
<一口メモ>
トマトの皮が気になるようでしたら、熱湯につけて湯むきをします。
<ミニ知識> トマト
ナス科トマト属の一年生草本。熱帯では多年生です。
ペルー・エクアドルの高地が原産で、15世紀末にコロンブスによってヨーロッパに伝播しました。初期は観賞用で、食用になるのは18世紀になってからです。19世紀にイタリアを中心に品種改良されました。
日本へは17世末に伝来し、寛文8年(1668年)に狩野探幽が唐なすび(トマト)を描いています。
野菜としての利用は明治になってからで、一般に普及したのは1930年代以降のことです。気温が20~25℃で最も実が赤くなり、10℃以下や30℃以上では赤くならずに黄色くなります。