ビーツ・ジャム

テーブルビートなどとも呼ばれる甘い野菜、ビーツで作る、色鮮やかな赤いジャムです。さわやかな甘さとデリケートな風味が口に広がり、シャリシャリとする食感が楽しめます。手作りならではレアなジャムです。

材料
ビーツ:200g白ワイン:大匙2
砂糖:100g(50%)水:適量
レモン果汁:大匙1

作 り 方

①ビーツを流水で洗います。

②アルミホイルに包んでオーブンに入れ、180℃で1時間焼きます。

③オーブンから取り出して輪切りにして皮を剥き、ざく切りにしてフードプロセッサでみじん切りにします。(包丁で細断してもかまいません)

④鍋にビーツと砂糖、水を入れ、中~弱火で煮ます。沸騰したら弱火にし、焦げつかないようにヘラでかき混ぜます。

⑤ビーツが煮えたら白ワインを加え、レモン汁を入れて、汁に粘り気が出てきたところで火を止めます。

⑥熱湯消毒したガラス瓶にジャムを移し、蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
<一口メモ>
ビーツは堅いので、熱を通して柔らかくしてから、みじん切りにします。
水で煮るとビーツの成分が溶け出してしまうため、アルミホイルに包んでオーブンで焼く方法をお勧めします。
<ミニ知識> ビーツ
ヒユ科フダンソウ属ビート種で、根を食用に改良された亜種です。
一般にはビーツとして売られていますが、テーブルビート、ビートルート、レッドビート、ガーデンビートとも呼ばれ、日本へは江戸時代初期に渡来し、火焔菜(かえんさい)と呼ばれました。
江戸時代中期の「大和本草」には、暹羅大根(シャムロだいこん)と紹介されています。
地中海沿岸が原産とされ、赤紫色の根にはビタミンCのほか、糖分を多く含んでいるため甘い野菜になっています。中欧・東欧ではスープの具として使われ、ウクライナ料理のボルシチには欠かせない野菜です。
春蒔きは6~7月の収穫、秋蒔きは11~12月が収穫時期ですが、日本国内ではあまり栽培されてなく、市場に出回るのは少なくなっています。