マンゴー・ジャム
マンゴー・ジャムは、甘さと酸味がミックスした南国フルーツ独特の味わいです。トーストに塗ってもヨーグルトにかけてデザートのようにして食べても、トロピカルな美味しさが口に広がります。
材料
マンゴー:300㎏ | 水:適量 |
砂糖:100g(33%) | リキュール:少々 |
レモン果汁:大匙1 |
①マンゴーを水洗いして、3枚におろします。
②両側の果実に、1cmのマス目に切れ目を入れ(花切り)、果皮をひっくり返すようにして実を取り出します。真ん中の種の部分は、皮をむいてから、包丁で果肉を削ぎ落とします。
③果肉を鍋に入れ、砂糖を加えて弱火で煮ます。(水が足りない場合は、適宜水を足します)
④焦げ付かないようにヘラでかき混ぜ、果肉に透明感が出て崩れたら、レモン果汁を加えて火を止めます。少量のリキュールを加えて混ぜると、美味しくなります。
⑤熱湯消毒したガラス瓶にジャムを移して蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
<一口メモ>
マンゴーの種は、大きく平らな板のように果肉の中心に入っています。3枚におろす際は、この板の面に沿う必要があり、斜めに包丁を入れると種に当たってうまく切れません。切る前に果実の表側から種の向きを見極めてから包丁を入れます。
<ミニ知識> マンゴー
ウルシ科マンゴー属の常緑高木。樹高は40メートル以上に達します。原産はインドからインドシナ半島で、インドでは4000年以上前から栽培されています。ウルシ科のため、かゆくなったりかぶれたりする場合があります。
日本には明治に伝来しましたが、本格的な栽培が始まったのは1970年頃だといわれます。国内での主な産地は沖縄県や宮崎県、鹿児島県。海外からの輸入は、メキシコ、フィリピン、タイ、台湾などです。
マンゴーには500品種以上がありますが、国内産はアーウィン種がほとんどで、果皮がリンゴのように赤くなることからアップルマンゴーと呼ばれています。ペリカンのくちばしに似ていることからペリカンマンゴーと呼ばれるカラバオ種、果皮が緑色のキーツ種などがあります。
果物としてそのまま食べるほか、ジュースやドライフルーツ、プリンなどの洋菓子に幅広く利用されています。