ぶどうジャム（翠峰）
大粒の白ぶどう・翠峰（すいほう）で作るジャムです。大粒の実をそのまま生かして、ぶどうの食感をそのまま楽しむ、手作りならではのジャムです。甘くてほのかな酸味が上品で、さわやかな秋の風味を感じさせてくれます。
材料
| 翠峰：450ｇ | 白ワイン：大匙2 |
| 砂糖：90ｇ（20％） | |
| レモン汁：大匙1 |
作 り 方
①ぶどうの実を流水で洗います。
②実を1粒ずつ半切りにして、串で種を取り除き、皮ごと鍋に入れます。砂糖を加えて、1～2時間置いて水を出します。
③強～中火で煮ます。沸騰したら弱火にし、実が柔らかくなったら火を止めて15分おきます。
④白ワインを入れて強～中火で沸騰させ、弱火にします。
⑤焦げつかないようにヘラでかき混ぜ、実が溶け出したらレモン汁を入れます。かき混ぜて粘り気が出たら火を止めます。
⑥熱湯消毒したガラス瓶にジャムを移し、蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
＜一口メモ＞
翠峰の皮は煮ても果肉から剥がれませんが、薄いので皮ごと煮込んでジャムにします。水分が多く甘いので、砂糖は入れすぎないようにします。
白ワインは、入れると味がまろやかになります。
＜ミニ知識＞ 翠峰
ブドウ科ブドウ属。福岡農業総合試験場園芸研究所が、1975年にピオーネとセンテニアルを交配して作った品種です。
ピオーネは巨峰とカノンホールマスカットの4倍体の交雑種、センテニアルはロザキの4倍体のヴィニフェラ種（ヨーロッパ種）です。4倍体は、通常2セットの染色体が4セットある植物で、実が大型化しやすくなります。
9月上旬に成熟する早生種で、楕円形の粒の大きいのが特徴。果皮は緑色の白ブドウで甘くて濃い味をしています。
産地は岡山県・福岡県・福井県・山梨県です。