ぶどうジャム(キャンベル・アーリー)
キャンベル、キャンベルスとも呼ばれる、アメリカ生まれのぶどうです。実が小さく皮ごと煮込め、甘酸っぱい濃厚な味のジャムになります。ヨーグルトにかけても美味しく食べられます。
材料
キャンベル・アーリー:600g | |
砂糖:180g(30%) | 赤ワイン:大匙3 |
レモン汁:大匙1 | ペクチン:小匙1 |
①ぶどうの実を流水で洗います。
②1粒ずつ半切りにして串で種を取り除き、鍋に入れます。砂糖を加えて、1~2時間置いて水を出します。
③中~弱火で煮ます。
④赤ワインを加え、焦げつかないようにヘラでゆっくりとかき混ぜます。
⑤実が崩れて果皮が溶けたらペクチンとレモン果汁を加え、とろとろになったところで火を止めます。
⑥熱湯消毒したガラス瓶にジャムを移し、蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
<一口メモ>
赤ワインを入れると味がまろやかになります。果皮は溶けて柔らかくなりますが、気になる場合は箸や網じゃくしですくって取り除きます。
<ミニ知識> キャンベル・アーリー
ブドウ科ブドウ属。ムーア・アーリーとベルビダー×マスカットハンブルグの交配種で、1894年にアメリカのジョージ・W・キャンベルによって発表されたことから、その名が付けられました。キャンベル、キャンベルスとも呼ばれています。日本には1897年(明治30年)に導入されています。
ラブルスカ種の黒ブドウで、果粒は小さめ、糖度は15度前後ありますが、酸味があるため甘酸っぱい味がします。巨峰の片親の石原早生は、キャンベル・アーリーの4倍体です。巨峰同様にラブルスカ種特有のフォキシーフレーバーがあります。
主にジュースやワインの原料に用いられますが、生食用にも生産されています。北海道、岩手県、青森県、秋田県などで栽培され、8月中旬~9月中旬に出荷されます。