柚子マーマレード

ほんのりとした香りが味を引き立ててくれる柚子。日本料理の香味として欠かせない柚子は、マーマレードにしてもその気品が食卓にくつろぎを与えます。ヨーグルトやお菓子にのせてもOK!

材料
ユズ:330g白ワイン:大匙1
砂糖:160g(50%)
水:適量

作 り 方

①柚子の実を流水で洗い、果皮に包丁で十字に切れ目を入れて皮を剥きます。果皮はピールに使います。

②実は白い筋を取り、房に分けます。房を鋏で切り、中の種を取り除いてから鍋に入れます。

③果皮の綿の白い筋を取り除いて、千切りにします。千切りにした皮を水に入れて揉み洗いし、ザルで水を切ってから新しい水に1時間浸します。
*果皮に含まれる苦味をとるためです。苦み抜きの時間は、好みに合わせて調整してください。

④房が入っている鍋に③の苦み抜きを終えた皮(ピール)と砂糖を入れ、ひたひたの水を加えて中火で煮ます。

⑤沸騰したら弱火にして、灰汁を取り除きます。 ヘラでゆっくりと混ぜ、皮(ピール)に透明感が出て液が粘ってきたら火を止めます。火を止めた後に、好みで少量のリキュールを加えて混ぜると、美味しくなります。

⑥熱湯消毒したガラス瓶にマーマレードを移し、蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
<一口メモ>
柚子は香味を添えるために使われる果物で、果皮に含まれる苦味は他の柑橘類に比べて強くありません。香味を損なわないためには、水で軽く苦味抜きをすれば十分です。
また、ペクチンを大量に含んでいますので、洗い流しすぎないようにします。
<ミニ知識> 柚子
ミカン科ミカン亜科ミカン属ユズ。
中国が原産といわれ、日本には7~8世紀に渡来したといわれます。
高知県が代表的な産地で、四国・九州の出荷量が多くなっていますが、耐寒性があり、東北でも栽培されています。本ユズ(木頭系)、早生の山根系、種なしの多田錦の3品種があります。
血行促進作用があって風邪を引きにくくさせるといわれ、冬至に果実を湯船に入れる習慣があります。