ライム・マーマレード
ジンライムやジントニックなどのカクテルや、ケーキ、お菓子に使われるライムは、独特の風味が魅力です。マーマレードにしてトーストやビスケットに載せて食べる味わいには、大人の高級感があります。
材料
ライム:200g | 水:適量 |
砂糖:100g(50%) | |
白ワイン:大匙1 |
①ライムの実を流水で洗い、両端のへたを切り落とします。果皮に包丁で十字に切れ目を入れて皮を剥き、中の実を取り出します。果皮はピールに使います。
②果皮は白い筋を取り除いて千切りにし、熱湯に15分程度浸してから水でよく洗います。
③実は白い綿と筋を取り除き、輪切り又は櫛切りにして鍋に入れます。②の苦み抜きを終えた果皮(ピール)と砂糖を加え、1~2時間おいて水分を出します。
④ひたひたの水を加えて強~中火で煮ます。沸騰したら弱火にし、ピールに透明感が出たら火を止めて15分おきます。
⑤白ワインを入れて中火で煮ます。沸騰したら弱火にして、液が粘ってきたら火を止めます。
⑥熱湯消毒したガラス瓶にマーマレードを移し、蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
<一口メモ>
ライムの苦味は他の柑橘類に比べて強くありません。熱湯ではなく水に数時間浸しても苦味を抜くことができます。ライムの風味をあまり損なわないように適度に苦味を抜くのがコツです。また、ペクチンを大量に含んでいますので、洗い流しすぎないようにします。輸入ライムには防かび剤が使用されています。食品安全法の基準では皮ごと使用しても安全とされていますが、国産ライムを使うことをお勧めします。
*輸入ライムを使用する場合は、「輸入柑橘類の防かび剤除去法」をご覧ください。
<ミニ知識> ライム
ミカン科ミカン属ライム。インド北部からミャンマー、マレーシアが原産といわれます。アラビア人が地中海に伝え、スペイン人、ポルトガル人によってアメリカに広がりました。
メキシカンライムとタヒチライムがあり、タヒチライムの皮は黄緑色です。タヒチライムは耐寒性があり、1970年代から日本でも愛媛県と香川県で栽培されています。