ココナッツ・ジャム

南国といえばヤシ。そのココヤシからつくるココナッツ・ジャムです。ココナッツ・ジュースを飲んだら、ヤシの実を開けて、白い胚乳を取り出します。ココナッツの風味豊かな甘いジャムができ上がります。

材料
ココナッツの固形胚乳:200g(2個分)
砂糖:40g(20%) 
水:適量 

作 り 方

①上部にドライバーなどで穴を空け、ココナッツジュース(液状胚乳)を飲みます。空になったら、ストロー穴にドライバーを差し込み、テコの原理でココナッツ上部を円形にくり抜き、蓋を取ります。

②大きなスプーンで内部の固形胚乳を掻き出します。(ココナッツ内部は、胚乳の外側は器状の固い殻になっています)

③固形胚乳を鍋に入れて水を加えます。

④強~中火で沸騰させ、へらで固形胚乳を砕きながら、水に溶出させます。

⑤砂糖を加えてかき混ぜ、チョコレート色になり、液全体がとろとろした状態になったら火を止めます。(砕いた胚乳は完全には溶けません)

⑥熱湯消毒したガラス瓶にジャムを移して蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
<一口メモ>
固形胚乳は、加熱しても煮崩れません。へらで細かく砕きながら煮ます。
ココナッツが手に入らない場合は、ココナッツミルクを使って作ることができます。
<ミニ知識> ココナッツ
ヤシ科ココヤシの果実で、一般にヤシの実と呼ばれているものです。熱帯地方で栽培され、樹高は30メートルにも達し、葉の付け根に多数の実をつけます。
実の部分は繊維層からなりますが、食用にするのは固い殻に覆われた種子の胚乳の部分です。胚乳は、液状胚乳とそれを取り巻く固形胚乳からなり、液状胚乳は、ココナッツジュースとして飲用に利用されます。
 固形胚乳からは、ココナッツミルクやコプラと呼ばれるヤシ油(ココナッツオイル)がつくられます。