チェリー・ジャム（アメリカンチェリー）
大粒のサクランボ、アメリカンチェリーで作る赤紫色のジャムです。実のしっかりとした濃厚で甘い味は誰にでも好まれます。ヨーグルトにのせてもおいしく食べられます。
材料
| アメリカンチェリー：500ｇ | |
| 砂糖：200ｇ（40％） | |
| レモン果汁：大匙1 | |
| 赤ワイン：大匙2 | |
作 り 方
①アメリカンチェリーの実を流水で洗って軸を取り、包丁で半分に切って種を取ります。
②半切りの実を鍋に入れて砂糖を加え、1～2時間置くと、果汁が浸み出します。
③中～弱火で煮て、実が柔らかくなったら火を止めて、15分間粗熱をとります。
④強火で煮て、沸騰したら赤ワインを加え、弱火にします。レモン果汁を加えて粘り気が出たら火を止めます。
＊赤ワインは入れなくてもかまいません。
⑤表面に浮いた灰汁を取り除いてから、熱湯消毒したガラス瓶にジャムを移し、蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
＜一口メモ＞
サクランボは煮ると灰汁がかなり出ます。それ自体は甘くて食べても美味しいのですが、見た目に良くなくジャムの風味を損ねるので、最後に取り除きます。半切りにしても種が取りにくい場合は、1/4に切ると取りやすくなります。
＜ミニ知識＞ アメリカンチェリー
アメリカンチェリーは主にアメリカから輸入される桜桃の通称で、赤紫色のビングが代表品種です。桜桃はバラ科サクラ属サクラ亜属ミザクラの果実で、一般にサクランボと呼ばれています。
サクラ亜属には花を観賞するソメイヨシノなどがありますが、実を食べるミザクラにはセイヨウミザクラ、スミミザクラ、シナノミザクラなどがあり、1000を超える品種があるといわれます。
サクランボの歴史は古く有史以前に遡り、紀元前300年頃には栽培されていたといわれます。
ビングは1875年にオレゴン州ミルウォーキーで開発された品種で、大粒で果肉が締まっているのが特徴です。アメリカンチェリーにはほかにツラーレ、 ブルックス、国産の桜桃に似たレイニアなどがあります。
オレゴン州、カリフォルニア州、ワシントン州で栽培され、5～7月頃に出回ります。