栗ジャム(モンブラン風味)

モンブランなどの洋菓子に使われる、マロンペーストのジャムです。栗にミルクを加えて作りますが、トーストに塗ってもモンブランのようなちょっとケーキ風の味が楽しめます。

材料
栗:450g
砂糖:180g(40%)
牛乳:100g(20%)
バター:30g(6%)

作 り 方

①鍋に水を入れた鍋で、栗を1時間程度茹でます。

②茹でた栗を水で冷ましてから包丁でタテに半分に切り、スプーンで実の部分をほじくり出します。

③ほじくり出した実を鍋に入れ、水を足して強火で煮ながら、木べらとすりこ木を使って潰します。
*鍋に入れる前にすり鉢やフードプロセッサですり潰しても構いません。

④砂糖、牛乳とバターを加え、焦げつかないようにヘラでゆっくりと混ぜながら煮ます。

⑤とろとろになったら火を止めます。

⑥熱湯消毒したガラス瓶にジャムを移し、蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
<一口メモ>
栗ジャムは水分が蒸発しやすく、熱いとどんどん蒸発します。そのため、瓶詰めをしているあいだに鍋の余熱で水分が逃げ、ジャムが固まってしまいます。少し緩めで火を止め、瓶に詰めたらすぐに蓋をするようにします。
<ミニ知識> 栗
ブナ科クリ属の落葉樹で、その種子がいわゆる食用にする栗です。果実はイガに覆われ、その中に種子が1~7個入っていて、これが栗の実と呼ばれるものです。
日本で採れるのはニホングリと呼ばれるもので、天津甘栗に使われるのはチュウゴクグリです。ほかにはヨーロッパグリなどがありますが、ニホングリは実が大きく風味の良いのが特徴です。
そのため、栗御飯や栗きんとん、栗饅頭、栗羊羹、栗かの子、甘露煮、マロングラッセ、モンブランなど、料理や菓子などに広く利用されています。
日本での主な産地は茨城県、熊本県、愛媛県です。