にんじんジャム

ビタミンの豊富な野菜として知られる、にんじんでつくるジャムです。柔らかで甘い味は野菜とは思えないほどで、トーストに塗って食べてもおいしい味。栄養もたっぷりで、野菜ぎらいにもおすすめのジャムです。

材料
ニンジン:400g白ワイン:大匙2
砂糖:120g(30%)
レモン果汁:大匙2.5

作 り 方

①ニンジンを流水で洗い、皮を剥きます。

②両端を落として縦1/2に切り、ザク切りにして硬い部分を取り除きます。鍋に水とニンジン入れて茹でます。

③箸を刺して通るくらいに柔らかくなったらザルに空け、フードプロセッサでみじん切りにします。(包丁で細断、あるいは潰してもかまいません)

④鍋にニンジンと砂糖を入れ、中~弱火で煮ます。焦げつかないようにヘラでかき混ぜながら、ニンジンを潰します。沸騰したら火を止めて15分間置きます。

⑤白ワインを加えて中火で沸騰させ、ペースト状になったらレモン汁をいれ、実が溶けたら火を止めます。

⑥熱湯消毒したガラス瓶にジャムを移し、蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
<一口メモ>

<ミニ知識> 人参
セリ科ニンジン属の一年生草本。
ヒンズークシ山脈とヒマラヤ山脈が合流する付近が原産で、アフガニスタンで古くから栽培されていました。西アジアを経て、12~13世紀にヨーロッパに伝播し、16世紀後半にオランダで育成された後、フランスで現在の太く短いヨーロッパ系ニンジンの原種が作られました。
東洋系ニンジンは13世紀にイランから中国に伝わり、華北を中心に育成され、16世紀に日本に伝来しました。細長いのが特徴です。
ヨーロッパ系ニンジンの日本への伝来は18世紀で、現在は北海道・埼玉・千葉・茨城・静岡が産地となっています。
朝鮮人蔘、高麗人蔘として知られるオタネニンジンはウコギ科トチバニンジン属でまったく別種のものです。