輪切りオレンジ・マーマレード(ネーブル)

ネーブルオレンジを使ったマーマレードです。国産のノンケミカルが手に入りやすく、輪切りオレンジ・マーマレードが手作りで楽しめます。

材料
ネーブルオレンジ:500g(2個)
砂糖:150g(30%)リキュール:少々
レモン果汁:大匙2ペクチン:小匙2
水:適量 

作 り 方

①オレンジの実を流水で洗い、熱湯に10分程度浸けます。
*農薬やワックスを除去するためです。輸入オレンジで防かび剤が使用されている場合は、沸騰水で15分間煮沸し、この作業を2回行います。

②水洗いしたオレンジの実を包丁で5㎜幅に輪切りにして鍋に入れます。

③鍋に砂糖とひたひたの水を加え、中火~弱火で煮ます。>

④皮(ピール)に透明感が出たらレモン果汁を加え、水っぽくなくなったら火を止めます。火を止めた後に、好みで少量のリキュールを加えて混ぜると、美味しくなります。

⑤熱湯消毒したガラス瓶にマーマレードを移し、蓋を閉めます。室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。

 
<一口メモ>
オレンジを輪切りにするためには、よく切れる包丁を用意します。
防かび剤除去のためにオレンジを煮沸すると、実が柔らかくなって切りにくくなります。ノンケミカルのオレンジを用意することをお勧めします。
ペクチンを固めるための酸度が低いので、マーマレードの粘り気を出すには少量のレモン汁を加えて酸度を高めます。
*輸入オレンジを使用する場合は、「輸入柑橘類の防かび剤除去法」をご覧ください。
<ミニ知識> ネーブルオレンジ
ミカン科ミカン属オレンジの一品種。
オレンジの原産はインドのアッサム地方で、ネーブルオレンジは19世紀にブラジルで枝変わりによって生まれた突然変異種です。果頂部にへそ(navel)のような窪みがあるのが特徴で、名前の由来となっています。
日本には明治22年に静岡県に導入され、広島県、静岡県、和歌山県の出荷量が多くなっています。輸入はアメリカが最大です。