いちごジャム

苺ジャムは、定番中の定番のジャム。しかし手作りの苺ジャムは、市販のジャムとはまったく別物です。苺のフルーティな美味しさを生かしたジャムは、手作りでなければ絶対に味わうことのできないものです。

材料
イチゴ:500gペクチン:小匙3
砂糖:150g(30%)
レモン果汁:大匙2

作 り 方

①苺の実を流水で洗い、ヘタを取ってまるのまま鍋に入れます。

②砂糖を加えて1~2時間程度置き、苺の実の水分を出し切ります。

③弱火で加熱し、沸騰したら極弱火でじっくり煮込みます。実が柔らかくなり透明感が出たら一旦火を止めて、15分程度粗熱を取ります。

④強火で水分を飛ばし、沸騰したら弱火にします。レモン果汁とペクチンを加えてよくかき混ぜ、シロップに粘り気が出てきたら火を止めます。
*ペクチンは、入れなくてもかまいません。

⑤アクを取り除き、熱湯消毒したガラス瓶にジャムを移し、蓋をしめます。

⑥ジャムの瓶を室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
<一口メモ>
苺ジャム作りの最大の課題は、水分が多くて水っぽくなってしまうことです。実を崩さずに上手に水分を飛ばさなければなりませんが、粘性を出すためにペクチンを少量入れるのも一つの方法です。ペクチンは入れなくてもかまいません。
苺ジャムは瓶詰めしてから日数が経過すると、次第に味が浸み込んで市販の苺ジャムに近くなっていきます。フルーティな状態を楽しむには早めに食べた方がいいでしょう。
<ミニ知識> イチゴ
バラ科バラ亜科オランダイチゴ属の多年草。イチゴとして食べられているのは栽培種のオランダイチゴです。18世紀にオランダでバージニアイチゴとチリイチゴを交配して作られました。
日本には江戸時代の終わりにオランダから輸入され、作物として栽培されるようになりました。登録品種は百数十種におよび、とよのか、とちおとめ、あまおうなどが代表的です。
イチゴの実とされているものは花托が発達したもので、本当の実は表面の粒々です。