洋梨ジャム(ラ・フランス)

洋梨ジャムは美味しくて誰にでも喜ばれますが、なぜか市販品はあまり見かけません。洋梨独特の甘さと味が口に広がります。フルーツ・ショップで洋梨を見かけたら、ぜひとも作ってみたいジャムです。

材料
ラ・フランス:700g(2個)
砂糖:240g(33%)白ワイン:大匙3
レモン汁:大匙1

作 り 方

①洋梨の実を流水で洗い、8等分に切ってから芯と皮を剥きます。

②実を厚さ数ミリの銀杏切りにして鍋に入れます。

③砂糖を加え、中火~弱火で煮ます。焦げつかないようにヘラでゆっくりと混ぜ、白ワインを加えます。
*白ワインは好みです。ほかのお酒や、入れなくてもかまいません。

④実に透明感が出て崩れたらレモン果汁を加え、粘り気が出たら火を止めます。

⑤熱湯消毒したガラス瓶にジャムを移し、蓋を閉めます。

⑥室温で冷ましてから、冷蔵庫等に貯蔵します。
<一口メモ>
洋梨ジャムは、いろいろなお酒に合います。白ワインだけでなく、ラム酒などのリキュールを加えて独自の洋梨ジャムを作って楽しむことができます。
※フードプロセッサを使った洋梨ジャムの作り方は、YouTubeをご覧ください。
<ミニ知識> ラ・フランス
バラ科ナシ属セイヨウナシの一品種。
セイヨウナシはヨーロッパが原産で、中国に起源を持つナシが分化したものです。イギリスのバートレットなど多くの品種がありますが、ラ・フランスは1864年にフランスで発見されました。
明治36年に日本に伝わりましたが、形が悪いことからあまり普及せず、主に缶詰などに加工されていました。生食用に売られるようになったのは1990年頃からのことです。
ラ・フランスはヨーロッパでは気候が合わなかったために現在ではほとんど栽培されず、日本での栽培が盛んです。寒冷地が中心で、山形県の出荷量が最大です。